そして、不安そうな表情を浮かべるシリスを見る。
「ん?なぁに、ダーリン」
「何でもねぇよ」
彼女を何とか守ってやりたい。
そんな気持ちも少し持っていた。
最初は素直になれなかったが、レッグのシリスに対する態度を見て、リグレットも少し前向きに考えるようになっていた。
「……何でみんな喧嘩するんだろうね?悲しいね」
「死にたくねぇからやるんだよ。やる前にやる。それだけだ」
「みんなが優しい気持ちになれたら、良いのにな」
「それは無理な相談だ」
「そうなのかな?」
「きまってんだろ」
そう言うとシリスは悲しそうな顔をさらに曇らせた。
それを良しとしないで、顔を振り、気持ちを切り替えるように笑顔を作って見せた。
リグレットとレッグにはそれが痛々しく映った。
続く。