「俺は認めねぇ」
 リグレットは相変わらず反対する。
「お前に認められる必要はない。俺はシリス様に忠誠を誓ったんだ。お前にじゃない」
「て、てめぇ……」
「二人とも喧嘩はやめてよ。せっかく仲間が増えたんだから、今はそれを喜ぼうよ」
「喜べるか」
「俺は喜べる。シリス様に仕えられる事をな。お前と仲間だというのは納得いかないが」
「俺もだ。奇遇だな」
「ふふふ」
「ははは」
「もう、にらみ合いはやめてよ。仲良くいようよ、仲良く」
 人が死んだ。
 だけど、小さな幸せの瞬間もちょっとだけあった事も事実だ。
 魔女神であるシリスには常に死がつきまとう。
 そんな状況でも仲間が出来たという喜びは素直に喜ぼうと思うシリスだった。

続く。