まだ、治りきっていない身体を起こし、シリスの前に跪き――
「俺は誓う。俺の命はあんたのために使ってくれ」
 と宣言した。
「何言っていやがるてめぇ……」
 レッグの突然の宣言にリグレットが動揺した。
 何が起きたのか理解出来なかったからだ。
 だが、なんとなくだが、理解出来る部分もある。
 レッグはシリスの優しさに触れたのだ。
 触れた上で、心の底から彼女に忠誠を誓ったのだ。
 まるで、女王に忠誠を誓う騎士のように。
 それは復讐者リグレットにとって、眩しすぎる光景だった。
 それを示すかのように、腕の異能は桜色の眷属となったレッグの足についた。
「忠誠とかは良いよ。お友達になってくれればそれで」
「いいや、俺はあんたのために行動する事に決めた」
「そんなの良いのに……」
 申し訳なさそうなシリス。