それにより、レッグはシリスの桜色の眷属となった。
契約時の超再生力により、心臓にあいた穴は塞がり、腕の傷も治った。
レッグを撃った刺客はリグレットが始末した。
刺客にはレッグとの契約時の魔法円を見られていたので、そのまま戻られると厄介な事になると判断したからだ。
シリスはその狙撃者の命を奪った事にも悲しい気持ちになっていたが、助けられなかった。
絶命してしまうといくらシリスでも契約することは出来ない。
魂が肉体に宿っている状態じゃないと契約出来ないからだ。
「よ、余計な事を……」
そう良いながら止めどなく涙が出た。
自分など、何時死んでも良い。
そう思って、狙撃も受け入れたレッグにとって、シリスの行動は聖母として映った。
「本当にごめんね。未熟だから、自由に契約を解除出来ないの」
本当にすまなそうにレッグを見つめるシリス。
その顔を見たレッグは決意した。