一発の銃声がなり、レッグの心臓を貫通した。
「がっ……」
 意識が遠くなっていく気がした。
 恐らく、新たなる観察者が役立たずになった自分を始末するために狙撃したのだろう。
 それがわかった。
 マリスの逆鱗に触れ、始末されたのだ。
 そう理解した。
 そして、そのまま意識が遠くなっていった。
 レッグが気づいた時、彼はベッドの上にいた。
「ごめんね。緊急事態だったから……」
 シリスがすまなそうに謝る。
 話を聞くと、シリスはレッグの命を助けるために、強制契約をした。
 彼の頬にキスをしたのだ。