「ふんっ、敵の施しは受けねぇよ」
 自分のために、唯一の味方と言っても良いリグレットに意見を言ってくれるシリスの気持ちがありがたかった。
 だからこそ、こんな自分のために、彼女に悲しい気持ちをさせてはいけない。
 自分が原因でもめるなら自分は仲間にならなくても良い。
 そう判断して、離れる事にした。
 彼女は自分には眩し過ぎる存在。
 そして、そのままその場を離れようとしたその時――
 バァンッ!