つぶやいた上で自分で驚いた。
 その言葉に対して驚いたのだ。
 間違った知識とは言え、シリスが最初につけてくれた名前にしたい。
 そう思ったのだ。
 知らず知らずの内に、心を開いてしまっている自分が居たのに戸惑った。
「そう。じゃあ、レッグ君。よろしくね。あたいが名付け親なんだからね。親としてお願いします。あんまり無茶な事はしないでね」
「う……あうっ……」
 動揺が言葉まで達していた。
 観察者レッグは自分が赤面していることを感じていた。
 明らかにシリスに対して好意を持ち始めている。
 優しくされたから?
 バカな?
 親切に対して仇で返した事など山ほどある。