元々、色々な格闘技などを学んでいたが、アエリスを倒すため、リグレットは死にものぐるいで自身のスキルを高めていった。
 格闘というよりは死闘を目的としたスキルアップを果たしていて、目の前の男程度であれば、間合いだけで、飛びかかる勢いを削ぐくらいの事はできるようになっていた。
 こんなろくすっぽ異能も使えないような雑魚に手の内を見せる必要はない。
 適当にあしらって追い返すだけだ。
 リグレットはそう考えていた。
 だが、そうも言っていられない状況になってきた。
「マリス様の配下に役立たずはいらん」
「そ、そんな、だんなぁ~っぴゃっ」
 男が役不足だと悟った観察者が出てきた。
 そのまま、男を殺害した。
 マリスにとって、男はそれだけの存在。
 役に立てば良し、役に立たないのなら、捨てるだけ。
 役立たずに無駄飯は食わせられない。
 間引くのみ。