俺に幸せは似合わない――
 俺はただ、復讐のために生きるのみ――
 アエリスを殺した後、俺も……
 リグレットはただ、それを考えていた。
 自分は生きていても仕方のない人間。
 そう自己分析していたのだ。
 今、生きる糧はアエリスに対する絶対的な憎悪、怒りのみ。
 他には何もない――。
 それが、リグレットの思考を支配していた。
 大切なものはすぐ側にいるのに、今はそれに気づけずにいる。
 そんな不幸な男だった。