従属者となったリグレットはアエリスの許可無く自殺する事もできなくなっていたのだ。
 かつて愛した女は憎んでも憎みきれない程の憎悪の対象となった。
 リグレットにとってこれ以上の苦しみは無かった。
 まさに生き地獄だった。
 そんな絶望と共に生きていた彼はとある少女と出会った。
 茶色の魔女神マリスの配下に捕まっていたシリスだ。
 彼女は特殊な環境で育ち、さくら色の魔女神となりかけていた。
 彼女の父親が娘であるシリスを溺愛していて、彼女を美しい姿のまま、永遠に生かしておきたかった父親が、彼女の代わりに、九九名を惨殺、その生き肝を無理矢理、嫌がるシリスの口に押し込んだ。