その間に、花嫁だったアエリスは出席者全員に強力な眠り薬の入った飲料水を配り、眠らせて、生き肝を抜き取りそれを口に運んだ。
いっこうに合図が来ない事に業を煮やしたリグレットが見たのは地獄絵図。
自分の親族、友人達の惨たらしい死に様と、その生き肝をウットリしながら食べているアエリスの姿を見た時、彼は自分のバカさ加減が許せなくなった。
こんな残忍な魔女の本性すら見抜けず、浮かれて結婚まで考え、親族を仲間を殺されてしまった。
慟哭し、動けずに居る彼に、アエリスはキスをした。
契約の口づけだ。
これにより、リグレットは紫の従属となる。
紫の魔女神、アエリスの眷属となり、アエリスの加護を受ける立場となった。
そのため、リグレットのどのような力でも主であるアエリスを傷つける事は叶わなくなった。
復讐したくても、できない。
死にたくても、死が許されない。