手ぶらで帰りたくなかった私はそれでも何かのヒントになればと思い、彼の戦いを見た。
感想はもの凄いのただ一言だった。
どこか鬼気迫るものがあった。
生きるためには何が何でも――そんな気魄を感じた。
私はジェック君だけを評価したつもりだったけど、ジェック君が言うにはフィリアちゃんは自分とは比べものにならないくらいの才能を持っていると言っていた。
その才能のために星を追われたのがフィリアちゃんだとも言っていた。
その話が本当なら、凄い逸材が内のチームに……とは思ったけど、それは、ジェック君がフィリアちゃんを評価して欲しいためについた嘘、方便かも知れないと思った。
フィリアちゃんは感情らしい感情が感じられず、とても凄い想像力を持っているとは思えなかったからだ。
何にしても、戦力としてはジェック君の才能は大変魅力的でもある。
私は二つ返事で二人のチーム参加を認めた。