そして、その確信は現実のものとなった。
 一度、チームから離れさせ、氷室 恭起個人として、武者修行として、様々な夢命戦のバトルに参加させていった。
 あるバトルで彼はそのヒントを掴んだようだ。
 チームに帰ってくるなり、彼はIC制作ルームに一人籠もり、寝る間も惜しんで制作に没頭している。
 近いうちに俺もビックリするようなICを完成させるのではないかと思えるような目力を感じた。
 これで、氷室 涼一の息子としてではなく、チームオールフリーダムの正式な選手として、戦いに送り出す事ができるようになるのではないかと期待している。
 子供の成長というものは嬉しいものだな――
 選手時代、温子という悩みを相談できる存在はいたが、常に孤独を意識していた俺としては、我が子と呼べる存在ができたのを正直、喜ばしく思えるようになってきた。