あっという間に三分の一が倒された。
「獣馬君、獣馬君はどうしてるの?」
「うははっ、あいつなら、今頃、99体の【ルート】と……」
上機嫌で、話した諷太君の動きがピタッと止まる。
「何?何がどうなっているの?」
状況が読めない、自分でも動揺しているのが解る。
「あんにゃろ、よくも俺の【ルート】を……」
余裕顔だった諷太君の顔が険しい顔に歪む。
私は別モニターに映し出されている獣馬君の戦いを見た。
獣馬君は99体の【ルート】とたった一人で戦っていた。
だけど、それを操っている諷太君はうちの15人のICをいたぶるのに意識を持っていっていた。
その99体のへの意識が薄くなっている隙をついて、次々と【ルート】を行動不能にしていった。