だから、どうしても獣馬君と揺花ちゃんと釣り合いの取れるチームメイトが必要だった。
私が獣馬君と揺花ちゃんと出会えたのは奇跡。
そうそう、これほどの逸材に出会える訳はない。
だけど、そのせっかくの逸材も活躍させてあげることができていない。
私は才能を腐らせているのかも知れない。
風の噂で、恭起君と聖良ちゃんは涼一君の後継者として宇宙戦大会で活躍していると耳にしている。
宇宙戦大会では地球戦とは比べものにならないライバル達がひしめきあっていて、想像力を鍛えるには最高の環境と言える。
だから、幼い頃を同じ様に育ったのに、その後の引き取り手の差でここまで差が開くのかと内心ショックを受けてもいる。
選手としてだけじゃなく、監督としても涼一君には遠く及ばないのかと思ってしまう。
現に、獣馬君と揺花ちゃんは二人が戦う時でしか本気になれない状況だ。
出会った時より格段に成長はしているけど、それは獣馬君には揺花ちゃんが、揺花ちゃんには獣馬君が居たからで、私のお陰じゃない。