「りょ、涼一君、この子達を譲って……」
「……何故?」
「な、何故って、この子達を育てたいから……」
「君に、この子達を育てられるのか?」
「解らない。でも……」
「……俺としては手ぶらで帰る訳にはいかないんだが……」
「お願い……」
涼一君は【帰る】という言葉を使った。
ここ(地球)はもう、彼のふるさとじゃないんだと寂しくも思った。
涼一君はしばらく考えた後――
「じゃあ、こうしよう。俺と君がこの子達を見つけたのは、ほぼ同時。だから、二人ずつ連れて行く事にしよう。その二人は君が選んで良いよ」
「えっ……」
涼一君の提案に私は戸惑う。