Eランク――
実際にはこのランクは存在していない。
実は、イマジネーション・キャンドルを作るには多少のお金がかかる。
タダでできる訳ではないからどうしても制作費というのがかかってしまう。
つまり、お金が無くて、イマジネーション・キャンドルを作る事ができない人間も存在しているのだ。
その人達を総称して、人々はEランクと呼んでいる。
キャラクターを想像するにはある程度の知識が必要になる。
差別する訳ではないけど、Eランクの人達はその知識を得る機会が殆ど無い。
だから、夢命戦の選手の候補としては除外されている。
ここは探しても無駄――
私の常識がそれを言っている。
だけど、涼一君との付き合いの経験がここは原石の宝庫だとも訴えてもいる。
普通の人が探さない場所にこそ、本当の宝は眠っている。
疲れていて気が迷ったのかも知れない――。
私は気分転換も兼ねて、Eランクの町をぶらつく事にした。
本当にただの気分転換のつもりだった。