同じ総監督という立場にいる涼一君だったら、自分の再来を探そうとはしないだろう。
彼はきっと、自分を超える逸材を求めるだろうから。
彼はずっと今までの自分を超える者を、イメージを求め続けたからこそ、圧倒的な力を発揮できたんだと思う。
上に行く人間というのは恐らく、そういう者なのだろう。
少なくとも彼と同じ事をしないと彼に追いつくことさえできないのは解っている。
でも、私にはその見つけ方が解らない。
私が見つけられる原石は彼の再来か、それとも超える逸材か、それとも……。
私は私にできるベストを尽くして探し続けていた。