第一章 第一幕 氷室 涼一の再来と氷室 涼一を超える逸材

 私は優れた人材を捜して飛び回った。
 だけど、そうそう巡り会えるようなものじゃない。
 類は友を呼ぶ。
 探している人間が涼一君だったならば、惹き付け合うように優れた才能も現れるだろうけど、私じゃ、そうそう巡り合わせは回って来ない。
 だけど、私には――私だけは解る。
 ずっと涼一君の側にいたから。
 彼と同じ匂いの人間――、氷室 涼一の再来を見つける事は必ずできるはずだと信じている。
 こんな話を涼一君にしたら笑われるとは思うけど。
 私にできる事はそれだけだから、彼の再来を探し続けている。