序章 夢命戦(ゆめいくさ)―イマジネーション・キャンドル

「あぁ……俺のオーディーンがぁ……」
「見たか、おれのルシファー、堕天モードサタンを」
 二人の選手が戦っている。
 片方の選手が勝ったようだけど、残念ながら、この二人は彼らには遠く及ばない。
 想像力が低すぎる。
 正直、全く話しにならない。
 自身の想像力をキャラクター化させて戦うイメージスポーツ、夢命戦(ゆめいくさ)――
 黎明期から、イマジネーション・キャンドルシステムという一つの進化を経た。
 想像したものをフィギュアのように、形づくり、その頭頂部にろうそくの芯のようなものをつけている。
 これの名前をイマジネーション・キャンドルと呼ぶ。