「おっと、おしゃべりはそこまでだ。副社長に聞かなくとも私がそれを教えてやろう。さあ、この【億万長者】の恐ろしさを思い知るがいい」
そう言うと虎夫は持っていた千両箱の一つをばらまいた。
「なんの真似だ?」
「ふはははは、まずは、はした金で動く虫けら共からだ。さあ集まれブレイバー共!」
【億万長者】のばらまいた金を巡って、どこから現れたのか、たくさんのブレイバー達が現れ我先と金をかき集める。
「………」
「はははぁ~これが、大人の財力って力だ。働いてない小僧には出したくても出せない力だろぅ?どうだ、欲しいか、やらないぞ。貴様なんぞにはな」
「いらねぇよ。つまり、てめぇの力は他人のふんどしで相撲を取る……それだけか?」
「金ってのはこうやって使うんだよ。どうだ、うらやましいか」
「てめぇが見せかけだけの本当のカスだって事が解って呆れてたんだよ。他人の力を借りないと何も出来ねぇみてえだな」
「何とでも言え。金こそ全てだ。それ以外の力は認めない。愛も友情も金で買える」
「……哀れというか、救いようのねぇバカだなお前は」
「強がっているのも今の内だ。やれ、なぶり殺しにしてやれ」
虎夫が合図したのと同時に、金に群がった亡者ブレイバー達が一斉に攻撃を仕掛ける。
その数、約一千。