「お前が達也の友達ってやつか、達也は――USBは何処にある?」
 傲岸不遜な態度で虎夫が俺を見下す。
「ブラックボックスUSBなら俺に勝ったら渡してやる。だけど、俺はお前を許さねぇ。叩き潰してやる」
 俺はやっと倒すべき相手を見つけた気分だった。
「ふん、まあいい。力の差を教えてやる。私の【億万長者】は無敵だ。誰にも負けん」
「言ってろ、お前の野望もここまでだ」
「目上の人間に対する礼儀のなってない若造にやられるか、ひねり潰してやる」
「礼儀知らずのてめぇに言われたくねぇよ」
「クソガキが」
「そのクソガキにムキになってる小物が」
「………」
 虎夫は黙る。
 憎々しげに俺をにらみつける。
 舌戦は全然負けてねえ。
 だが、本番はこれからだ。


続く。