そして、彼女の話から、俺はずっと勘違いをしていた事を知った。
俺はずっと、獏喰天は北新地親娘にのっとられたと思っていた。
だから、彼女の事も憎んでいた。
薄野を貶めたと思っていたからだ。
だが、真実は違っていた。
黒幕は別にいたのだ。
北新地親娘は黒幕にのっとられる前に株を買い占め最悪の事態を回避していたのだ。
が、黒幕の方も株を同じだけ買い占めていて、会社は勢力を二分する事になっていた。
さらに黒幕は幹部を抱き込み勢力を伸ばしていた。
仲間のふりをして黒幕を上手く制御していたが、それも限界だった。
そこで、北新地親娘は賭けにでた。
親娘と黒幕、会社の経営権をかけて、夢命戦で勝負するという事になったらしい。