「中洲一太様、では、こちらの理想の女性像のキャラクター化をご希望という事でよろしいですね?」
「あぁ、やってくれ。それが、一番強い気持ちなんだろ? やっぱり、彼女を助けたいって気持ちを正面からぶつけたい。俺はこれで行く」
「了解いたしました。では、これからキャラクター化を行います」
「あ、オペレーターさん、ちなみに、最後の一つ、自分の理想像ってのはどんなやつが出来るんだい?そっちの方が強かったとか?」
「プレイヤー様によってどの夢が一番大事かは変わって来ます。夢が大事という方はその夢のキャラクターが、ご自分が大好きな方は自分の理想像が、異性が最も大切な方は理想の異性像が最も大きな力を得ます。中洲様にとっては、現在、ご自分の理想像と理想の異性像の力は拮抗しています。前回は僅かにご自分の理想像が上でしたが、今は理想の異性像が上に変動しています。これは、ご本人様のお気持ちの持ち方が大きく左右しますので、力の増減はあります。」
 その言葉を聞いて、俺は薄野に対する気持ちが強くなったのを理解した。
 さっきまでは自分の安全を確保した上で戦っていた。
 だけど、今は――