最終章 絆


「彼方さん――ちょっと恥ずかしいな。こんなおばあちゃんみたいな姿で話す事になるから……出来れば、若い内に貴方と再会したかったけどね。でも、こんな形でしか貴方と話せなかったの。ごめんなさいね」
「か、一日ちゃん……」
 一日の肉声を聞いて彼方の頬から涙がこぼれる。
 おばあちゃんみたいな姿だから?
 そんなの関係ない。
 どんな姿だろうと自分が全力で愛した女性なんだから。