だけど――
「あのね、子供と向き合うには子供の目線で向き合ってあげることなのよ」
今まで黙っていた奈留が声をかけた。
もっとも真の声を利用していたからニューハーフの様に見えたが。
「奈留か?どういう事だ?」
彼方は未来の世界の妹に尋ねる。
「ここは、私達がアドバイスするわね。なんせ、私達は孫までいるくらいだからね。子供の育て方は十分承知しているわ」
「子供の目線ってのは大人の理屈で考えるなって事さ。大人の理屈で考えても子供の無邪気な発想には敵わないからな。俺達大人は知識を得てきたが、逆に、自由な発想は捨ててきちまった。子供ってのは大人が思いもつかない所に隠れているもんだ」
「幼い子供の頃に戻ったつもりになって探してね、頑張ってお兄ちゃん達」