「解った。解ったから。とにかく、真君と話をさせてくれ」
「わかった」
「真君。真昼は何に取り憑かれているんだ?教えてくれ」
 彼方は真昼も奈朝や唯夜の様に何かの影響を受けていると推測し質問したのだ。
 だが、真の答えは……
「悪いが、真昼は何にも取り憑かれてない。あれが、地だ」
 だった。
「え?何を言って……」
「真昼は昼間と楽しみを司っている。言ってみれば、病気がちだった姉ちゃんの夢が詰まったVRPだ」
「どういう事?」
「姉ちゃんは、ずっと、自由に遊びたかったんだ。だけど、病気で自由に身体が動かなかった。だから、姉ちゃんが、したかった事全てを叶える為に設計されている。精神もそこの三人より幼く設定されている。――子供の――色んな事を想像して、自由に遊び回る自由な子供のVRPに作ったんだ。それを抑える役目が理性を多く持たせた夕愛、奈朝、唯夜の三人だった。初めからそのつもりで生みだしたんだ」
「って、事は?」
「あぁ、自由に遊んでいるだけだ」
「そ、それじゃ」