安心したのか――
「あー、私も彼方さんとデートしたいですぅ」
「私のが先だ」
いつもの様に、夕愛と奈朝が話に割って入る。
「はいはい、お前達は唯夜の後でな」
彼方はそれを宥めるために夕愛と奈朝ともデートの約束をした。
そして、日も暮れ、夜のデートを彼方と唯夜はする事になった。
夜のデート――テーマパークのナイトパレードや、ディナー、ナイトクルージング、ナイトシアターなどを共に過ごした。
後ろにくっついてきてギリギリ歯を鳴らしている夕愛と奈朝はあえて無視して、二人だけの時間を楽しんだ。
そうでないと付き合っているとはとても言えなかったからだ。
最後にホテル――とは行かなかった。
夕愛や奈朝の手前もある。