こんな訳のわからない怪物達と戦闘を繰り返しても意味は無い。
 とにかく、唯夜を引きずり出さなくてはと焦り出す。
 十一体目と十二体目を出そうとする唯夜サイドの考えを打破すべく、奈朝は行動に移す。

「彼方ぁ、私を抱いてぇ~」
 奈朝は彼方に飛びつく。
「な、なんだ、突然?」
 彼方はビックリする。
「あ~、奈朝ちゃん、ズルイ。私もぉ~」
 夕愛も慌てて飛びつく。
 そして、第三の影が……
「ボクが先……」
 ボブカットの一日そっくりの少女――
 唯夜だった。