「どうよ、劣化コピー程度に私達を倒す事なんて出来ないのよ」
 奈朝は鼻息をならす。
「でも、自分と同じ顔をしたのを倒すのはあんまり気持ち良くないね」
 夕愛は控えめだ。
 でも、彼女達はもはや偽者をぶつけても敗れる事はないだろう。
 それだけ、自信もついたし、力もつけたのだ。
 偽者達は彼女達のスキルアップを手伝ったに過ぎなかった。
「出て来なさい、唯夜、お灸を据えてあげるから」
「奈朝ちゃん、そんな好戦的に言わなくても――唯夜ちゃんにも協力してもらわないといけないんだし」
「仕掛けて来たのは向こうなんだから良いのよ。喧嘩売って来た以上は覚悟は良いわねって感じよね」
「奈朝ちゃんの時も奈朝ちゃんから仕掛けて来たもんね」
「う、うるさいわね。過ぎたことをゴチャゴチャと。良いでしょ、すんだことだし」
「そうだね、唯夜ちゃんの事も早く済んだ事にしようね」
「そ、そうね」
「うん」