奈朝が次々と異形のモンスターを生み出し、けしかける。
 夕愛は音珠の連鎖を作り出し、それに対抗していく。
 ウイルスとワクチンの戦いが始まったのだ。
 激闘は何時間にも及んだ。
 勝負は互角――とはいかなかった。
 力ではほぼ互角なのだが、それまでに連戦をこなしてきた。夕愛にはかなりの疲労がたまっていた。
 このまま戦い続ければ、先にへばるのは夕愛なのは明白だった。
 現に、段々、夕愛が押されて来ていた。
 何とか、攻撃をかわしているが、それでもチクチクと小さなダメージが蓄積されているのが、わかる。
 夕愛だけでは負ける。
 それだけは確実だった。
 夜通し戦いは続き、ついに朝になってしまった。