「奈朝ちゃん、考え直そうよ。私達は戦うべきじゃない」
「黙りなさい、夕愛。よくも私から出会いを奪ったわね」
「順番じゃないよ、奈朝ちゃん。私も最高の出会いを知らない人に取られちゃった。だけど、大事なのは出会ってから彼方さんと作る時間だと思うの……」
「私は出会いを司ってたのよぉ~」
「怒らないで。出会いを取ってしまったのはごめんなさい。だけど、私達、みんなバラバラになっちゃったし、だから……」
「出会いは私なのよぉ~」
 とても、一日の生き写しとは思えない程、歪んだ表情を浮かべる奈朝。
 一日にこんなに激しい部分があったのかと彼方は驚きを隠せなかった。


続く。