これは武器になるかもしれないと思った時、相手を分析する余裕が出てきた。
アースマンがこれまで繰り出した技は――
アースクラッシャー、プラネットボンバー、マックスアタック、サンダータイフーンの四つだ。
技の名前こそ派手だが、全て、遠距離用の放出系攻撃だった。
サンダータイフーンなど、名前と技の能力が合っていなかった。
薄く赤みがかった半透明の衝撃波のようなものだったのだ。
この辺は奈朝が慌てて作ったために起きたバグのようなものだと思える。
おそらくは、ラスボスに近い程、作り込んでいるのだろうが、末端――初戦などに神経を回す余裕がなかったのだろう。
作り込みがかなり雑だった。
マッチョな体型を全然活かしてない攻撃しかしてきていない。
それが、罠だとも考えられるが、そこまで計算している余裕があったかというとおそらく、無いだろう。