「ま、真くん?どうしたの?」
 彼方はちょっと身構えた。
 この時代の真は一日の事が大好きで、その彼氏である彼方に嫉妬して何かとつっかかってきていたからだ。
 そんな真に、一日以外の女の子と一緒にいる所を見られるのはちょっと気まずい感じがした。
 報告しようにも一日はコールドスリープ中だが、彼女の家族に良く思われない事はしたくなかったからだ。
 だが、この真の様子はどこかおかしかった。
 いつもなら、出会ったとたんに悪態をついてもおかしくないのに、今日はそれがない。
 それに、何かボソボソ言っているようだ。
 彼方は耳をそばだてて聞き入った。