第二章 第一のゲーム


「あなた」
「奈留か。どうした?」
「これ……」
「これは……」
 姉の遺品を整理していた真と奈留夫婦だったが一日が大切にしていた箪笥の奥から何通かの手紙を発見した。
 それぞれ親しい者にあてた遺書だ。
 死期が近い事を悟っていた彼女はあらかじめ用意していたのだ。
 真と奈留は自分にあてられた遺書を読み涙した。
 自分達への感謝の気持ちが綴られた文面だった。
 そして、文章の後半にお願いが書かれていた。
 後から追加されたもののようだった。