「君は一体……」
 夕愛の肩に触れようとした彼方は何故か彼女に触れなかった。
 ジジッ――っという音が微かに聞こえる。
「すみません、私はヴァーチャルデータ――人間ではありません」
 彼方は事情が良くわからず彼女を凝視した。

 しばらく見つめ合う二人。