昨日、会ったのは偶然――
そうそうタイミング良く女の子が現れる訳がない――
再び目を瞑る。
すると――
「改めましてこんにちは。私、【夕愛】って言います」
という声が耳元に聞こえた。
「えっ?」
っと飛び起きると女の子の姿が無い。
でもその代わり、糸電話の片側のコップが置いてあり、その糸の先には木が一本立っていてその奥に女の子の影が――
キョトンとする彼方。
どうも、普通の女の子と感覚が少しズレているようだ。
糸電話を耳元に置く余裕があるなら近づいて来て話せば良いのに。
考えている事がいまいち良く解らない。
そんな印象を受けた。
そういう所もどこか一日と似ていると思った。