この愚かな先輩には言いたい事は山ほどあるけど、そんな事をしていたら昼休みが終わってしまう。
 それが解っている甘奈先輩が割って入ってくれた。

「姉さん達は少し黙っていて下さい。兼六君、本当にごめんなさいね」
「いえ、甘奈先輩もこういう姉を持つと苦労しますね」
「は、はは。そ、そうねぇ……」
 甘奈先輩も苦笑いをして同意する。
「ちょっと甘奈、解ってるんでしょうね?」
 蘭菜が甘奈先輩を脅すように言う。
 なにやら弱みを握っているようだ。
「ゴメンね。私も恥ずかしい写真をばらまかれるって言われると弱くて……」
「何があったんです?」
「せめて、メンバーの名前だけでも調べようと思って、姉さんの夢の中に入ったんだけど……そこで、捕まってしまって……」
「ふふふ、良いものを見させてもらったわ」
「あぁ……お嫁に行けない……」
 甘奈先輩は湯気が出そうなくらい顔を赤らめる。
 何かしやがったなこいつら。
 どこまで汚えんだ。