第二章 お弁当を巡って


 その日の夜、俺はまた夢を見た。
 偕楽と後楽の出てくるあの夢だ。
 前回は授業中の居眠りってのもあったし、逃げ出してしまったからな。
 今回はどんな世界なのか、見極めねぇとな。
「おーい、偕楽、来たぜ」
「契約者しょーすけ、ここでは私はデミウルゴスだ。そう呼ぶがよい」
「じゃあ、【でみちゃん】で」
「……まぁそれでいい」
「サンキュ、――で、でみちゃん、ここはどういう世界なんだ?俺の夢だって事はわかるんだが、どうもこの世界の事はわからん」
「了解した。説明しよう。ここは契約者しょーすけの頭の中に私が作った世界だ」
「俺の頭でそんなことしてたのか……」
「契約者しょーすけの頭は私にとって都合の良いフィールドなのだ。物を作るのに適している」

続く。