「やめてくれぇ~」
 俺は思わず叫んだ。
 後楽に【でみちゃん】と同じ事をして欲しく無かったからだ。
 ただ――

「はい、兼六君、後で職員室に来るように」
「あ、はい」
 俺は寝ぼけていたようだ。
 数学の教師にこっぴどく叱られた。