第八章 佐和義


 花梨が壮絶な戦いを勝ち抜いている間、彼女の思い人、佐和義はどうしていたかというと――

 三人の兄弟とまだ、言い争っていた。
「僕には御祭 佐和義という名前があるっていってるだろ。風彦なんて名前じゃない」
 佐和義は他の三人に言い放つ。
 他の三人とは彼の異母兄弟、花太郎、鳥助、月見の三人のことだ。