花梨は隙が出来る一瞬――それだけを信じて、攻撃を受け続けた。
 ただ、攻撃を受けるだけなら怪しまれるので、攻撃を避けきれなくなって、攻撃を受けたという演技までしたのだ。

 成功した、プラマイゼロによって、ティアマトは大ダメージを負った。
 それは、彼女が再び立ち上がるのを妨げる程、大きなものだった。

 意識を失ったティアマトを確認したレフェリーは花梨の腕を上げる。

「勝者、神田 花梨選手!」
 強敵だったが、何とか勝利し、全国大会出場権を得ることが出来た。
 安堵した花梨は腰が抜けてしまった。