「ふぅ……さっぱりした。さぁ、どこ行こうか?」
「うん、そうね……とにかく人目につかない通りを探して……」
「そうじゃない。デートをしよう」
「え?な、何を言っているの?こんな時に」
「こんな時だからさ。デートをしながらの方が身を隠せるよ。人を隠すには人の中が一番だからね」
「そ、そうかな?」
「そうだよ。変装してお洒落して、一緒に楽しく過ごそう」
「ど、どうしたの、佐和義君?急に……」
 突然、積極的になる佐和義に戸惑う花梨。
 佐和義はこんな事を言う様な相手では無い――
 そうは、思うが花梨もこれまでの闘いで何となく、自分の性格が少し変わった様な気もする。