それを見た覇仁は――
「うむ――ここらが今の花梨の限界か。まだ、若輩じゃし、早いと思っていたが、次から足枷を一つ取る必要があるようじゃの……」
 とつぶやいた。
 祖父はこのままではこの先の戦いに勝ち残れないと判断したのだ。
 この先の闘いはもっと強い女子が出てくる。
 そんな相手に今の花梨では力不足だと思ったのだ。

 そして、花梨と譲は一時間に及ぶ激闘を繰り広げた。

「はぁはぁはぁ……て、手強いですね……」
「はぁはぁ……あんた……こそ」
 お互いも体力的にも限界だった。
 次の一撃に全てを込めて決着をつけるしかない。
 そう二人とも判断した。