第三章 最後の一枠


 五周目からはそれまでの四周とはうって変わり、様々な刺客が襲いかかって来た。
 とにかく、五周目の女をゴールさせまいとする者が後を絶たなかったからだ。
 花梨は、リーファと出会い、クリスチーヌ達の妨害を受けた地点を通り過ぎた。
 が、はりつけにされているはずのクリスチーヌ達が見あたらなかった。
 失格と見なされて撤去されたのかとさして気にしていなかった。
 それが、後で、彼女の運命を左右するギリギリの所にまで関わってくるとはその時、思いもしなかった。

 花梨は歩を進めた。