後続が追いついて来たのかと思ったが違った。
 リーファはバッチを一つしている。
 つまり、一周回ってきたのだ。

「まさか、こんなに早く?」
 花梨は驚いた。
 トップグループでもせいぜい、三分の一周を回った所くらいだろうと思っていたからだ。
 一周、二十キロと言ってもただの二十キロじゃないのだ。
 障害物が山ほどある二十キロだからだ。
「ボクはこういうの得意でね」
「す、すごい……」
「君も凄いと思うよ。三十二人に対して決して負けてない」
 結愛や綾里以外のライバルと対面した瞬間だった。