一方――

「おーい、リグレット君、こっち、こっち、ここ見晴らし良いよぉ~」
「お前、魔女神としての自覚がねぇのか?こんな真っ暗な世界で何が見晴らしが良いだ」
「だって、桃光の光をあてるとこんなに……」
「青空ならもっと良い景色だろうぜ」
「そうだね。勝って青空を手に入れよう」
「他の魔女神がみんなお前みたいなら楽なんだがな……」
「むー、それは褒めてるのかな?けなしてるのかな?」
「褒めてんだよ、……一応な」
「じゃあ、良いでーす。お弁当食べよ」
「だから、ふざけんな、ここは敵地のど真ん中なんだよ」
「いいじゃん、今、誰も来てないみたいだし」
「んーなの、わかんねえだろうが」
「もう……心配症だなリグレット君は。臆病なんだね、基本的に」