そういう事情を知ると、やはり、シリスの様なピュアな魔女神というのは珍しいのだと思わざるを得なかった。
 魔女神同士は騙し騙されの関係で成り立っているのだ。
 また、情報から黄緑の魔女神に支配されている魔女神候補は他にもいて、隠れて同盟を結んでいる事が解った。
 他にもベージュの魔女神候補ナリスと藤色の魔女神候補クリス、クリーム色の魔女神候補レイリスも同じように、黄緑の魔女神の支配を受けていた。

 カリス、ナリス、クリス、レイリス――この四名は既に、魔女神になれるだけの生き肝を食べている。
 つまり、この内の三名が魔女神になってしまえば、十三柱揃ってしまうのだ。
 相手を出し抜く事を常に考えている魔女神達からすれば、何時裏切って先に魔女神になるか解らない状況だ。