第五章 追っ手




 リグレット達は紫の風を使って高速移動をして、かなりマリスシティーと離れた町までやってきていた。
「お、可愛いねぇ君」
「急いでるんだ、悪いが」
「ちっ、男連れか」
 町では男達がシリスに声をかけて来た。
 ――が、かまっている暇はない。

 リグレットは安いホテルを探していた。