マリスの本拠地はわかっているんだ。
 後は、シリスを安全な土地において行ってから、戻って来れば良い。
 シリスがマリスに荷担する可能性はかなり低いように見えるし。
 だったら、シリスに後ろから刺されないように、彼女を遠くに置いてくるべきだ。
 と判断した。

「臭いんですけど……」
「黙ってろ」
「汚ったない……」
「うるさいっ」
 リグレットは通って来た下水道をシリスと一緒に通って行った。